「いまこそ語ろう、それぞれのひきこもり」が発売されました
日本評論社から「いまこそ語ろう、それぞれのひきこもり」が発売されました。
全国各地、16名のひきこもり当事者経験者の手記が掲載された書籍で、代表の宮武も書かせていただいております。
タイトル通り、それぞれの様々な「ひきこもり」について触れられる書籍となっておりますので、ぜひこの機会に多くの方に読んでいただけたら嬉しいです。
『いまこそ語ろう、それぞれのひきこもり』
・編: 林 恭子 / 斎藤 環
・監修: 斎藤 環 / 松本俊彦 / 井原 裕
・定価: 税込 1,430円
・発刊年月: 2020/05/18
・出版社: 日本評論社
<内容>
ひきこもり100万人時代が迫っている。支援とニーズにずれはないのか。まずは当事者・経験者の声に耳を傾けることから始めよう。
<目次>
●当事者という多様性
当事者として語ることの戸惑い……野田彩花
グレーゾーンの苦しみ、ピアサポートの可能性……割田大悟
新しいひきこもりイメージのために――「受援力」を重視する支援へ……喜久井ヤシン
ひきこもりと就労経験から今思うこと……稲垣篤哉
●当事者発信を探る
閉ざされた部屋から生まれる現代アート……渡辺 篤
自己肯定感と当事者発信……石崎森人
ひきこもりと看取りがもたらしたもの……杉本賢治
メディアによってひきこもりが殺されないために……木村ナオヒロ
●当事者として支援を考える
横並びで同じ未来を見る――ひきこもり女子会から見えてきたもの……林恭子
選択肢はひとつじゃない――既存の評価に縛られない社会へ……宮武将大
同じような経験をした人を助けたい……安田祐輔
安全を感じる支援を――体験的ひきこもり支援論……聞風坊
体験的不登校・ひきこもり論の現在地……丸山康彦
●ひきこもり私論
ひきこもり支援は誰のものか……勝山 実
精神療法は安全なのか――「薬を使わない」の落とし穴……ぼそっと池井多
辺縁の辺縁で思ういろいろなこと……泉 翔